プロが解説|健康住宅を支える「窓」の実力に迫る!《第3回:最高峰樹脂窓のポテンシャルやいかに!?》

復習1|高断熱住宅に不可欠なのは、『高性能な樹脂窓』の存在でした。

太陽の光や明るさを、日差しのぬくもりや暖かさを、そして爽やかな空気や風を採り入れてくれる「窓」は、住宅にとってなくてはならない存在です。ところが、住宅を構成する屋根や外壁、床や換気口などと比べて、窓は住宅に流出入する熱の量が最も多い。つまり、冬は暖かさが外へ逃げ、夏は暑さが外から入ってきてしまう・・・。その割合が最も大きなセクションが窓というワケなんですが、実は高性能な『樹脂窓』を採用することで、住宅そのものの断熱性能が飛躍的に向上! しかも、熱貫流率や熱伝導率の低い樹脂窓は「住み心地の良さ」や「光熱費の削減」を実現してくれるばかりか、重篤な疾患にも繋がる “ヒートショック” の回避や、カビや菌・ダニなどの温床にもなり、住宅そのものの寿命さえも脅かす不快な “結露” の発生も同時に抑制してくれるなど、数多くの素晴らしい恩恵をもたらしてくれるんです。

《これまでのおさらいと押さえておきたいポイント》

●実は住宅の “熱流出入量” が最も多いのは「窓」!

●心筋梗塞や脳梗塞の要因となる “ヒートショック” に要注意!

●様々な弊害を招く、厄介な “結露” の発生を防止せよ!

復習2|高性能樹脂窓の代名詞、YKK AP「APW 330」の実力は本物!

2009年にリリースされて以来、革新的なテクノロジーや新デザインを積極的に導入。今もなお進化し続ける、YKK APが誇る高性能樹脂窓のベストセラー製品「APW 330」。高い断熱・遮熱性能と優れた紫外線カット能力を有する Low-E複層ガラス(※)を採用し、アルミの約1/1000〜1/1400という低い熱伝導率を有する高品位な樹脂フレームでパッケージ。ガラスの間に設けられた中空層はアルゴンガス入りorガス無しがチョイスでき、内部のスペーサーも樹脂製orアルミ製を選択可能。そしてそんなスタンダードタイプを軸に、防火性能や遮炎性能をプラスした防火窓タイプもラインナップ。
快適で住み心地の良い生活空間を創出する “断熱性能の高さ” に加え、光熱費の削減にも繋がる “省エネ性”、そして所有感を確実に満たしてくれる “機機能美あふれるデザイン” と、3拍子揃ったYKK APの高性能樹脂窓、それが「APW 330」でした。
※Low-Eとは “Low Emissivity(低放射)” の略で、Low-Eガラスとは文字通り太陽の放射熱を低減する働きを加味したガラスです。なお、YKK APの製品は独自の「Low-E金属膜」で複層ガラスの室内側をコーティング。強い日射熱を効果的に遮り、快適で住み心地の良い居住空間を創出します。

《YKK AP「APW 330」の主な特徴と優位点》

●高い断熱・遮熱性を誇るLow-E複層ガラスを、高品位な樹脂フレームでパッケージ!

●季節を問わず快適な室温の創出に貢献し、結露の抑制や光熱費の削減も実現!

 

というワケで、高断熱住宅における樹脂窓の優位性から、樹脂窓のベストセラーであるYKK AP「APW 330」の紹介まで展開してきた前回の特集。最終回となる今回は、いよいよYKK AP製樹脂窓のフラッグシップモデル『APW 430』の魅力に迫ります!!

 

↓窓特集:2回目の記事はコチラ!

 

↓窓特集:1回目の記事はコチラ!

 

YKK APが誇る高性能樹脂窓のフラッグシップモデル、『APW 430』にズームイン!!

最新の断熱・遮熱テクノロジーと、長年に渡り培われてきた数多くの技術やノウハウをフル投入! YKK APならではの類稀なる工作精度も映える高性能樹脂窓のフラッグシップモデル、それが「熱貫流率(※)0.90」を誇る『APW 430』です。
※熱貫流率(外皮平均熱貫流率=UA値)とは、温度差のある空間を隔てる壁体(壁や窓)の、“熱の伝わりやすさ” を表す数値です。この数値が小さければ小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能も高くなります。

ハイグレードな41㎜厚の「トリプル(3枚)ガラス」を採用し、ガラス間にはアルゴンガスを注入した16㎜の中空層や樹脂製スペーサーをそれぞれ配備。ダブルorシングルとチョイスできる「Low-E金属膜」も採用し、より断熱性能の高い「マルチチャンバー構造」の新型樹脂フレームも導入。室内側をLow-E金属膜でコーティングしたトリプルガラスと2層のアルゴンガス入り中空層が圧倒的な熱貫流率の低さを実現し、低熱伝導率を極めたマルチチャンバー構造の新型樹脂フレームが、外部からの冷気や熱気の伝導を強力に遮断。最先端の断熱テクノロジーを惜しげもなく導入して開発された『APW 430』は、外的な温度変化の影響を極めて受けにくく、また、住宅内部の温度を可能な限り屋外に放出しない優れた特性を持っています。文字通り、“世界最高水準の高性能樹脂窓” と言うべき存在ですね♪

さらなる低熱貫流率を誇る『APW 430+』や、 防火性能&遮炎性能をプラスした『防火窓タイプ』もラインナップ!

41㎜厚のトリプルガラスや新開発の樹脂フレームはそのまま、「ダブルLow-E金属膜」の採用や中空層への「アルゴンガス」注入、樹脂フレーム内部への「断熱材充填」を行い、さらなる低熱貫流率(UA値=0.84)を実現したモデルが『APW 430+』です。加えて、アルゴンガスより熱貫流率の低い「クリプトンガス」を注入したバージョンもあり、コチラのUA値は驚きの0.78! いっさいの妥協を許さない高精度な作り込みと、その高い断熱・遮熱性能には驚くばかりです!!

また、『APW 430』には2枚のLow-Eガラスの中央に5㎜厚の “耐熱強化ガラス” をコンポジットさせた「防火窓タイプ」もラインナップ。持ち前の高い断熱・遮熱性能に加えて “防火性能” や “遮炎性能” をプラスした、『APW 430』の防火窓タイプ。ワンクラス上のトリプルガラス防火窓として、もちろんコチラも注目の製品と言えるでしょう!

世界最高水準の樹脂窓『APW 430』のポテンシャルに迫る!

2枚のLow-Eガラスと中空層を備え、高品位な樹脂フレームでパッケージしたYKK APが誇るベストセラー樹脂窓「APW 330」。そのすべての性能を上回るべく開発された『APW 430』のスペックは、まさしく “世界最高水準” と呼ぶに相応しいポテンシャルを秘めています。
2枚のLow-Eガラスの中央にもう1枚ガラスを配置する “トリプルガラス化” を実践したことで、断熱効果の高いガス入りの中間層は「APW 330」の1層から倍の2層へ拡充。さらに、低熱伝導率を極めたマルチチャンバー構造の新型樹脂フレームが、外的な熱伝導をシャットアウト。真冬の気候を想定した過酷な環境下での【表面温度/結露比較】の実験においても、サーモグラフィ越しの『APW 430』は冷えた外気温の影響をほとんど受けておらず、不快な結露や曇りの発生もまったくナシ! また、一般的な “アルミサッシ+単板(1枚)ガラス窓” との比較実験では、何と断熱性能=7倍以上(!!)という好データを樹立。しかも、“アルミサッシ+複層(2枚)ガラス窓” と【エアコン停止後の室内の温度変化】を比較検証したところ、冬は5℃暖かく、夏は2℃涼しいという結果に・・・。実データの数字だけを見てしまうと大した差が生じていないように感じてしまうかもしれませんが、冬に+5℃、夏に−2℃となると、体感的にはかなりの差が感じられます。これが、YKK APが誇る高性能樹脂窓のフラッグシップモデル、『APW 430』の実力なんです♪

 

断熱性能の高さは光熱費の削減に直結! 『APW 430』は、実は家計にも優しい窓なんです♪

下の表は、“アルミサッシ+複層(2枚)ガラス窓”、“アルミ樹脂複合サッシ+複層(2枚)ガラス窓”、そして『APW 430』という、3タイプの窓を用いた各地域ごとの冷暖房費の比較。もちろん住宅の条件により得られる数値は多少異なりますが、各地域ごとの詳細な算出データは参考になること請け合いです。また、これらの表のデータはすべて 1年間に費やした冷暖房費用の比較ですが、この金額差が20年、30年、それ以上と長期に渡ってかかってくるワケですから、『APW 430』のようなハイスペックな樹脂窓の恩恵はありがたい限り! 家計に優しく快適性もワールドクラスな『APW 430』。長く使えば使うほど、その素晴らしさを実感できるハズですよ☆

使いやすくてスタイリッシュ!  機能美あふれるデザインにも注目!!

様々な断熱テクノロジーが導入されているYKK APの『APW 430』ですが、機能性と美しさ、さらに意匠性を追求した優れたデザイン性も要注目。よりシャープな印象を与えてくれる「スリムフレーム」の採用や、コーナー部分の凹凸を無くして洗練された美しさを演出する「フラットコーナー」、汚れが溜まりにくくお掃除も楽な「ラウンドエッジ」、そして室外からドアハンドルが見えにくい「スマートデザイン」など、機能美あふれるフォルムやデザイン性は秀逸そのものです。
快適で住み心地の良い生活空間を創出する “断熱性能の高さ” に加え、光熱費の削減にも繋がる “省エネ性”、そして所有感を満たしてくれる “機機能美あふれるデザイン性” など、断熱窓に求められるすべての要素を高次元で昇華させたYKK APのトリプルガラス・高性能樹脂窓『APW 430』。なお、さらなる魅力や詳細につきましては、下記のメーカーホームページからご覧下さいね!

 

〜まとめのお話〜

世界最高峰の樹脂窓として名高い、YKK APのトリプルガラス・高性能樹脂窓『APW 430』。ダブルガラスとLow-E金属膜、中空層にアルゴンガスを充填した同社のベストセラー樹脂窓である「APW 330(スタンダードモデル)」の熱貫流率(UA値)は【1.31】と素晴らしい数値を誇りますが、今回ご紹介した『APW 430』は、トリプルガラスとダブルLow-E金属膜、中空層にアルゴンガスを充填した仕様でUA値は【0.90】。さらに、中空層の充填ガスをクリプトンガスに変更し、樹脂フレームの内部に断熱材をインサートした『APW 430+』のUA値は驚きの【0.78】。高性能樹脂窓の代名詞として多くの支持を獲得している「APW 330」のUA値だって十分すぎるほどの好数値なんですが、フラッグシップモデルである『APW 430』シリーズのポテンシャルは、本当に目を見張るばかりですよね!

とにもかくにも、住宅そのものの “断熱性能の向上” と “結露の抑制” を同時にこなしてくれる高性能な樹脂窓は、快適で健康的な住宅を創出する上では欠かすことのできない存在です。皆さまどうぞ、ぜひご注目下さいね☆

 

◎参考ホームページ&画像協力/YKK AP株式会社
https://www.ykkap.co.jp/

 

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