高齢者向けの住宅で家を建てる!バリアフリー住宅のポイント9選

高齢者向けの家を建てるポイント9選

20年後30年後に「こうしておけばよかった」とならないように、家を建てる段階から考えておきましょう。

高齢者と同居している方も、リフォームのヒントになるかもしれませんよ。

 

①生活していく中での「不便」「じゃま」をなくす。

段差を無くす事はもちろん、重くて開けにくい扉や間取りの工夫が必要です。

 

|重くて開けにくい扉はやめよう。

デザイン性を重視してしまい。使い勝手の悪い扉は排除する事が基本。

介護用の扉は、多くの建て具メーカーから販売されているので、設計士さんに聞いてみましょう!

 

|段差は数センチでもストレスになる可能性がある。

何千万円もかけてせっかく作った注文住宅なのに、たった一箇所の数センチの段差がストレスになることも非常に多いです。

もちろん施工上の問題で、段差が出てしまうケースもありますが、設計段階でできる限り問題を排除したいものです。

 

|トイレの場所は、生活空間に近くする。

トイレの場所は、生活空間から近い場所にしましょう。

動く事が辛くなった際に、面倒で我慢してしまい別の病気になってしまう方も多いです。

なるべくリビング内近くに配置し、音への配慮として扉を入ると洗面スペース、そこから扉でトイレになるような間取りもオススメです。

また、室内側の壁にはグラスウールなどを詰め込んで防音対策も要検討です。

 

 

②家の中の「危険」をなくす。

|滑りやすい床は要注意!

段差、滑りやすい床は転倒する危険があります。

シートの床よりは、無垢の床の方が濡れた際に滑りにくいので、オススメです。

また、無垢の床は夏はサラサラで冬はほんのり暖かいので、寒さを感じにくいメリットもあります。

 

|温度のバリアフリーを考えよう!

交通事故で亡くなる方よりも多い、住宅内部での死亡事故。

多くを占めているのが、各居室の温度差で起こるヒートショックです。

ヒートショックは、皆さんも体験した事があるはずです。

真冬の寒い時期に暖かいリビングからお風呂へいくと、身体中が震え、胸が苦しくなる。

若いうちは、そのような温度変化にも耐えられる方が多いと思いますが、高齢になると非常に辛いものです。

各居室の温度差が限りなく少ない、HEAT20(ヒート20)レベルの断熱性能がオススメです。

※三陽工務店の標準仕様は、全棟でHEAT20(ヒート20)レベルの断熱性能を保持しています。

詳しくは、三陽工務店のHEAT20ページで!

 

③手すりなどの補助設備を設置する。

階段・トイレ・浴槽・廊下には、手すりを設置しましょう!

また、将来を考えて手すりを施工しても車椅子が通れるだけの幅を確保する事が重要。

玄関には、手すりと外出準備に便利な小さな椅子があると便利です。

 

④座っても作業できるようにしておくとラクです。

 

洗面所や台所は立って作業をすることが多いですが、座っても作業できるようにしておくとラクです。

ちょっとした腰掛けや、座って落ち着けるスペースを間取り上に配置することをオススメします。

 

⑤お風呂のバリアフリー設計。

お風呂のバリアフリーは、ショールームなどで相談にのってもらえます。

浴槽は、またぎやすい高さのものや、溺れる可能性の少ない浅いものを選択する事が重要。

お風呂へ入る際の扉も、大開口のものがありますので、ショールームで実際に見て触って決めたいですね。

お風呂の床材は、もちろん滑りにくいものを選択しましょう。

 

⑥車椅子を利用することになった場合を考える。

自宅で介護をする際に、車椅子が家中をまわれることも重要です。

玄関を引き戸にする方も最近では多い気がします。

リビング近くのメイントイレの扉と広さを十分に確保することもバリアフリー設計では大事なことです。

家庭用エレベーターも品質が向上し、静かなものがあるので、オススメです。

 

⑦操作がラクな設備を選ぶ。

キッチンなどには、ハンドル型の水栓金具や、シンプルな構造のものを選びましょう。

手でかざすタイプも便利ですが、そこまで手をあげる事が辛い場合もあるので注意が必要です。

キッチン収納の取手部分は、色の違いがハッキリと分かる色を選びましょう。

廊下の電気は、なるべく人感センサー付きが良いですね!

 

⑧勾配が緩やかで、幅の広い階段にする。

注文住宅会社であれば、階段の勾配や幅を設定できます。

階段部分に使う面積が広くなってしまうので、つい諦めてしまう方も多いですが、勾配を緩やかにして幅を広げれば、将来ゆとりを持った生活ができるようになります。

 

⑨オール電化?ガス?

キッチンは、オール電化かガスにするのかは、家族で要検討する項目です。

IHですと、火が出ないので安全に思いますが、使い慣れていない方など、IHであたためている事が分からずに、鍋を掴んでしまう事故も考えらます。

ガス機器も最近では安全装置が発達しているので、ショールームでメリットデメリットをしっかりと理解して購入を検討してください。

 

今は健康で元気でも、何十年先もそうだとは限りません。

家づくりを検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

(※使用したイメージはすべて三陽工務店の施工写真です)

 

三陽工務店の公式HPはこちら

 

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