プロが解説|無垢床のお手入れ方法のまとめ

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プロが解説|無垢床のお手入れ方法

無垢床のお手入れ方法ってみんなどうしているの?

そんな疑問に健康住宅専門メーカーの三陽工務店がお答えします。

よくお客様に言われる言葉として、

「無垢床って傷が付きやすいって言われているからちょっと考えちゃう。。。」

「無垢床は注文住宅のグレードアップに繋がるから、ちょっと。。。」

などなどの否定的なお言葉。

三陽工務店では、ニュージーランド産のパイン材や、国産の無垢床など標準で取り揃えておりますので、追加金額がかかりません。

でも、傷の問題やメンテナンスの問題で否定的な感情をお持ちの方はいらっしゃいます。

そんな方に、今回は無垢床について色々と解説していきたいと思います。

詳しい内容は、弊社にお越しになった際にお話ししましょう!

無垢床のメリットとは?

1.肌触りがいい

初回相談の時から「無垢床が標準なので、三陽工務店にきました!」と言う方も大多数いらっしゃいます。

そんな方々が口を揃えて言うのが、「肌触りが良い」。

無垢材にしか出すことの出来ない温かみのある木の質感は、1枚1枚木目や色合いが異なり、そんな自然な感じが多くの人の心を惹きつけるメリットになっています。

 

2.落ち着く見た目

一見不揃いな木目、ムラがある色調は自然そのものです。

優しい色合いも美しい・落ち着くといった感情を呼び起こします。

3.経年変化

無垢材は、時間の経過とともに色合いがだんだんと変化します。

木材の種類によって、色の変化は様々ですが、革製品が馴染んでいくように、家の床材も自然な色合いや肌触りに馴染んでいきます。

もちろん、経年変化の少ない無垢の床材商品も取り揃えておりますので、新築時と変わらないイメージを保つことも可能です。

 

4.調湿効果

無垢材は、自然の調湿機と言われるほど調湿効果に優れております。

無垢床の調湿機能は、木材の成分であるセルロースやヘミセルロースが水分を引き寄せる部分で、この部分に水分が吸着したり離れたりすることで調湿効果を持つと言われています。

このような機能により、室内の湿度を50%程度に保つようになります。

ちなみに、ご存知の通り湿度が高くなるとジメジメして、反対に湿度が40%以下になると口の中の粘膜が乾燥し、インフルエンザウイルスの生存率が高くなります。

 

5.身体に優しい

無垢床の最大のメリットは、身体に優しいことです。

無垢床以外の合板やシートの床材は、化学接着剤から放散する有害な化学物が室内の空気を汚染します。

現在の住宅規制は、昔よりはよくなりましたが、それでもなお新築の注文住宅に住み始めたら

「目がチカチカするようになった」

「頭痛や吐き気が頻繁に起こる」

というシックハウス症候群になる方が非常に多いです。

無垢床は、化学接着剤を使用していないので、赤ちゃんが寝転んでスヤスヤ寝ていても何も問題ありません。しかも熱伝導率が良く、冬は暖か夏はサラサラです。

近年高級住宅の代名詞になっている「高気密で高断熱な住宅」

高断熱は問題ありませんが、高気密は多くの問題があります。

この住宅の高気密化とフローリングがもたらす健康被害を詳しく知りたい方は、三陽工務店のカビゼミにお越しください。

 

 

 

無垢床のお手入れ方法は?

では、無垢床のお手入れ方法のポイントをまとめていきます。

日常のお手入れ

日常のお手入れは、掃除機がけとから拭きで十分です。

から拭きで落ちない汚れの場合には、固く絞った雑巾などで拭き取りましょう。

注意点としては、化学雑巾を水で濡れた場所に絶対使用してはいけないことです。フローリングが白っぽく変色する恐れがあります。また、化学雑巾をフローリング上に長時間放置しておくと変色するおそれがあります。

そして、スチームモップは使用しないで下さい。水気により変色するおそれがありますのでお気をつけ下さいね!

ちなみに、化学雑巾とは?

化学雑巾って、どの辺が「化学」なの?
世界初の化学雑巾は蚊取り線香の会社が開発
世界で初めての「化学雑巾」は、使い捨てにできる紙製雑巾というアイデアから作られました。蚊取り線香や防虫剤でおなじみの、日本メーカーが手がけたものです。それまでの「雑巾とバケツ」といった意識を一新する商品は評判を呼び、各メーカーの参入が相次ぎます。やがてほこり取りと艶出しの同時効果を得られる、布製の化学雑巾へと進化していきました。
元来の水拭きによる掃除は、濡らすことで汚れを雑巾に吸着させます。化学雑巾は薬品を浸み込ませた布で、静電気による汚れ吸着を行います。

化学雑巾は薬品の付着に注意
現在普及している化学雑巾には、油剤、界面活性剤、抗菌剤、防カビ剤などが染み込ませてあります。これらの働きにより、ほこりや汚れを吸い取り、内側に包み込むようにして除去します。そのため、水で濡らす必要はありません。汚れが戻ることもなく、他の場所への汚れ移りもほとんどありません。ただし化学雑巾に含まれている薬品が、家具表面や床に影響を与えることもあります。素材によっては強くこすると薬品が滞留して、変色する可能性も。特に無垢材や、ピアノなどの繊細な表面加工が施されているもの、また金属にもくもりが出る場合があります。

 

ワックスのかけ方

ワックスは、美しい光沢を保つためにも半年に1回のワックス掛けを推奨します。

ワックスによっては、2年や5年とロングスパンのものもあるようですが、「長い=薬品が多い」可能性もあるので、注意して選びましょう!

ワックス掛けで注意すること。
  • ワックスの塗りすぎには注意しましょう!床材表面が白く濁ったり、ワックスがムラになります。
  • 少なすぎても効果がありません。
  • フリーワックス製品は、ワックス掛け不要です!

 

結局どんな頻度で何するの?

  • 日々のお掃除はから拭きや掃除機かけをする。
  • 1ヶ月〜3ヶ月おきに水拭きをする。
  • 半年〜1年スパンで、ちょっと本格的な汚れ落としをする。無垢床専用の自然素材で出来たクリーナーなども市販されています。やりすぎは禁物ですが、定期的なお手入れはしましょう!
  • 半年〜1年でワックス掛けをする。(フリーワックス商品はワックス掛け不要)

 

たったこれだけです!

ちなみに良く聞かれる質問

「コーヒーや調味料がシミになるって聞いたんです。。だから、無垢床はやめておきます。」

コーヒーや調味料が落ちても慌てる必要はありません。

乾いた雑巾と固く絞った雑巾で拭き取れば、ほとんどの場合で問題ありません。

頑固な汚れには、無垢床用のウォッシュケア剤があるので、オススメです。

 

三陽工務店では、フリーワックス商品もご用意していますので、ノーメンテナンスで無垢床の味わいを堪能できます。

結論

絶対に無垢床オススメ!

メンテナンスを楽しめる方は、国産の杉材や松材など経年変化を楽しめる材料。

面倒くさがりな方や、新築時の色合いを保ちたい方はフリーワックス商品を選びましょう!

無垢床は、知り合いの家などが無垢床だと「絶対無垢床!!!!」となりますが、お近くに無垢床の方がいなかったりすると、どうしてもNETの情報、特にデメリットな事が気になります。

三陽工務店では、無垢床のOB様宅の見学会を開催しています!

是非お越し下さいね!

 

三陽工務店の公式HPはこちら

 

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