猛暑を乗り切ろう!涼しい空気を取り込み、家の中を通す方法
暑い日が続いていますが、快適に過ごせていますか?
毎日テレビやラジオのニュースで「今年一番の暑さ」という言葉を聞く気がします。
それを聞いた途端、暑さが増すような気がするから不思議です。
熱中症対策として適切にクーラーを使うことが推奨されていますが、自然の風を上手に取り込めれば、クーラーを使う時間を少し短くできて、節約になりますね。
今回は、家の中に自然の風を上手に通すにはどうすればいいのか、考えてみました。
問題は、窓。
窓を開ければ風は入ってきます。
でも、風が通るようにするには、ただ開ければいいというわけではありません。
窓の位置が重要。
まず、窓が対面していないと風は通りにくいもの。
窓と窓が一直線に配置されていれば、風がよく通ります。
また、窓の高さも重要。
低い位置と高い位置に窓があれば、効率的です。
低い位置の窓から冷たい風が入り、高い位置の窓から部屋の中の温まった空気が抜けていきます。
ひとつ、注意したいのが窓の開け方です。
適切な位置に窓があっても、うまく風が通らない場合もあります。
たとえば、AとBの窓を開ければまっすぐ風が抜けるのに、
A、B、Cすべての窓を開けてしまうとうまく抜けずに、空気がよどんでしまう・・・。
これは、その時の風の向きなどによって変わるので、部屋の中で風がどう通っているのか確認してみましょう。
風の通り方を確認する方法
とても簡単です。
ティッシュを手に持ち、①Aだけを開けた場合、②AとBを開けた場合、③AとCを開けた場合、④ABCすべてを開けた場合で、ティッシュがまっすぐ窓から窓へなびくのはどの場合でしょうか?
取り込む風を涼しくする
せっかく取り入れるなら、涼しい風がいいですね。
下の4パターンのうち、一番涼しく感じるのはどのパターンでしょうか?
◆正解◆
②バルコニーに緑のカーテン
①以外はどれも涼しく感じますが、その中でも一番涼しく感じるのは②の緑のカーテンです。
日よけを外に設置し、窓から離しておけば、窓の外側のバルコニーが陰になるため、空気が冷えて涼しく感じます。
④のすだれでも同じような効果がありますが、②のように、日よけに植物を利用すると、植物はすだれよりも熱を蓄えないので、部屋の中に伝わる空気は涼しく感じます。
その他の方法としては、打ち水を行うのも効果的です。
窓に面した外がアスファルトなどの場合、朝晩の気温が低い時間に打ち水をすると、涼しい空気が窓から入ってきます。
その時に使う水を雨水にすれば、余計な水道代もかからずエコですね。