収納プランには人によって、向き・不向きがつきもの。今回は、快適な間取りのヒントをご紹介します。
家づくりで必ずと言っていいほど迷うのが、収納と水回りを考えたプラン作成。デザイン性も重要だけど、普段の生活導線を考えた実用的な家づくりが最終的には重要ですよね!
更に難しいのが、どのようなプランが最適か人によって違うこと。
今回は、快適な家を作るためのヒントをご紹介します。
①ざっくり派?きちんと派?
自分にあった間取り作成の前に、自分はどのようなタイプなのかを考えましょう!
〜ざっくり派のざく子さんの場合〜
ざく子さんは旦那さんと子供2人で暮らす幸せ家族のママさん。
素敵な写真が沢山掲載されているHPを見ながら、自分たちのプランを考えています!
「やっぱり見せる収納よねぇ〜!ほら!このキッチンの写真綺麗!!!」
そして、念願のパントリーや見せる収納をプランニング!
「うわぁ〜素敵!お友達をたくさん呼んで、自慢のマグカップやおしゃれな袋に入った食材を飾りながら楽しむんだぁ〜」
1年後・・・・・
ママ「食材はやっぱり普通のスーパで購入したものになっちゃうわ。。。憧れの見せる収納にしたのに、今じゃ生活感が溢れてる。。。キッチンも片付けるの大変だし、もう嫌だ。。。。。私にあったプランにすればよかった。。。」
パパ「パントリーの入り口にカーテンレールをつけようか。急なお客さんが来たら、片付けのためにママいつも早起きだもんね。」
ざっくり派のざく子さんが失敗したのは、
・雑誌やWEBで見た目を一番に考えてプランニングしてしまった。
・パントリーを見せる形にしてしまった。
・急な来客用に雑貨を隠すエスケープゾーンのような収納を用意しなかったこと。
ざく子さんタイプのママさんは、出来るだけクローズドタイプの間取りにしましょう!パントリーはリビングから見えない工夫が大事です!
洗濯物もカテゴリ毎にケースを分けずに、よく使うものは大きなカゴにドサッと入れてしまいましょう!
カゴにドサッと入れる事も立派な収納です!
一番良くないのは、ケースに入れるのをめんどくさがり床に置いておく事ですよ!
〜きっちり派の場合〜
きっちりと出したものは元の位置に戻すママは、先ほど紹介したざく子さんの見せるパントリーや見せる収納を取り入れましょう!
オープン型のパントリーや見せる収納で自分の世界観を演出するも良し!出来るだけ物を減らして、生活感の無い空間を演出するのも良し!
②水まわりをまとめて快適な家事動線を
料理や洗い物などキッチン作業の合間に洗濯をするなど、家事を並行して行う人にオススメなのが、水まわりをまとめたプラン。直線で移動できる、一ヶ所にまとまっている、行き止まりなく回遊できるなど、自分が家事をしやすい手順と照らして考えましょう!
◇水まわりを一ヶ所にまとめる
キッチンの近くに浴室・洗面室を配置し、家事動線をひとまとめに。ユーリティリティも設けると、物干しアイロンまで完結
◇行き止まらない回遊導線
キッチンを中心に回遊できる導線。どの空間からもアクセスしやすい。
③「使う場所にしまう」が散らからない収納の基本
外で使う物は玄関に、キッチン小物はシンクの近くに・・・・など「使う場所にしまう」のが収納の基本。たまにしか使わないものは、一ヶ所にまとめて収納した方が管理しやすく、省スペースにもなる。
◇ベビーカーをしまえる程大きな玄関収納
広い玄関収納は最近の人気。靴や傘は当たり前ですが、外でしか着ないコートやベビーカー、ガーデニング用品なども一ヶ所にしまえると便利
◇調味料やマグカップはカウンター下に収納
キッチンのカウンターの下を収納スペースに活用するのもアイディア。調味料や食器など小さなものを収納しても探しやすい
◇季節物はまとめて階段下の大型収納に
クリスマスツリーやキャンプ用品など、たまにしか使わず大きな物は、出し入れしやすい階段下へ。
◇間仕切りできる和室をリビング横の足跡収納に
リビングの横に和室などのスペースルームがあると便利。急にお客様が着た時には、ドバーっと隠す事もできる。
いかがでしたでしょうか。
最適な収納プランは人それぞれ。収納の事を考えすぎて、家族のコミュニケーション空間、趣味の空間、ママや子供の憧れを断念するのもどうかと思います。
限られた土地に限られた予算で限られた建物面積。
注文住宅は全てが自由ですが、自由だからこそ悩んで断念して分譲住宅やマンションを購入してしまう人も少なからずいます。
私たちの人生を豊かにしてくれる自由設計の注文住宅を諦めずに、是非進めていってください。
今回は以上になります!